カメラ歴は約40年くらいです。 活動内容は特定の被写体に拘らずに撮りたい物を撮ってます。どんな撮影環境でも臨機応変に対処していく撮影スタイルで、特にポートレート撮影が好きです。
タカポン さんの使用カメラ
タカポン さんの使用レンズ
カメラ歴約40年、ポートレートから野鳥までジャンルを問わず被写体と向き合うタカポンさん。
「瞬間を切り撮る」という写真の本質を追求し続けてきたベテランフォトグラファーが、自身の写真観や撮影スタイル、愛用カメラ、忘れられない一枚について語ってくださいました。
「写真を始めたのは小学校6年生の頃。祖父に一眼レフカメラを買ってもらったのがきっかけです」と語るタカポンさん。
当時は家族でスーパーカーを撮りにモーターショーに出かけていたといい、少年時代からカメラとともにあった日々がうかがえます。
「そこからずっと、撮りたいものを自由に撮るスタイルで続けてきました。特定のジャンルに縛られることなく、どんな被写体でも魅力ある瞬間を撮りたい――そう思い続けています」
「写真の本質は“瞬間を切り撮る”ことだと思っています」
タカポンさんは、被写体を選ばず、どんな場面にも“美しく見える角度や瞬間”があると考えています。
その美しい一瞬を逃さず残すために、どんな環境にも臨機応変に対応しながら撮影に臨むスタイルを大切にしているそうです。
現在の主な使用機材は、Canon R1、Leica SL2-S、Leica M11-P。それぞれに思い入れと用途があります。
「初めて買ってもらったカメラがCanonだったこともあり、Canonはずっと使い続けてきました。フィルム時代はEOS-1Nを愛用していて、一時カメラから離れていた期間を経て、ミラーレスのR3に復帰。そして昨年、待ちに待ったフラッグシップモデル・R1に買い替えました」
Canon R1は、ポートレートはもちろん、飛行機やタンチョウなど幅広い被写体に対応する“オールラウンダー”とのこと。一方、Leicaは「写真を始めた頃から憧れていたブランド」。
「あるプロフォトグラファーさんの影響で、“清水の舞台から飛び降りる”気持ちで購入しました。ポートレートやスナップ、暗所での撮影で活躍しています」
「初日の出の写真を撮りたくて羽田空港の展望デッキに向かったんですが、駐車場が満車で入れなかったんです」
仕方なく別の場所を探していたところ、偶然見つけたロケーションで奇跡が起きました。
「その場所で、ちょうどいいタイミングで飛行機と初日の出が重なったんです。まったくの偶然でしたが、最高の一枚が撮れました」
長年の経験と勘、そして“幸運を引き寄せる行動力”が生んだ、印象深い一枚です。
最後に伺ったのは、他のカメラユーザーにおすすめしたい撮影スポット。
タカポンさんが挙げたのは、北海道・釧路地方にある「鶴居村周辺のタンチョウ撮影スポット」でした。
「きっかけは、ドラマ『池中元太80キロ』(※故・西田敏行さん主演)を観て興味を持ったことでした。動物園以外で初めて野生動物を撮ったのがこの場所なんです。給餌場ではありますが、自然の中でタンチョウを撮影できる貴重なスポットです」
どんな環境でも、どんなジャンルでも、真正面から向き合う。
撮りたいものを撮る――そんなシンプルな姿勢の中に、40年という長い時間の積み重ねがにじみ出ていました。写真歴が長くても、機材が進化しても、「瞬間の美しさを逃さずに撮る」という原点を忘れない。
タカポンさんの撮影スタイルには、写真を愛するすべての人にとってのヒントが詰まっているのかもしれません
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