好きなものを、とことん追いかけて、とことん楽しむ。
そんなスタイルでカメラと向き合うのが、今回ご紹介する“流し撮りニキ/とーぶななまん”さん。被写体はもちろん、東武鉄道の車両たち。
新型・旧型問わず、その魅力に惹かれてレンズを向ける毎日を送っています。
カメラを始めたのは約5年前。
幼い頃から電車が好きで、はじめは「乗って楽しむ」タイプの“乗り鉄”として、さまざまな路線を巡っていました。
「次第にスマホやコンデジで撮影するようになって、『もっと綺麗な写真が撮りたい』という気持ちが強くなっていきました」
構図や撮影テクニックをインターネットで独学しながら、ついに高校入学のタイミングで一眼レフを購入。
それが本格的なカメラライフのはじまりとなりました。今では鉄道写真だけでなく、風景写真にも挑戦。
「誰かに『こんな写真撮ってみたいな』と思ってもらえるような写真を目指して、とにかく“楽しく”撮影することを大事にしています」
どんな瞬間にシャッターを切るのか、という問いに対しては、とてもシンプルな答えが返ってきました。
「かっこいい、綺麗、いいなと思った瞬間。それがシャッターを押すタイミングです」
SNSなどで見つけた構図や風景、あるいは自分自身で見つけた一瞬の表情。
どんな切り口であっても、その感覚を信じてカメラを向けているといいます。
現在愛用しているのは、Nikon Z50。
購入時は10万円を超える買い物に不安もあったといいますが、ギリギリまで悩んだ末に選んだ1台です。
「エントリー機の位置づけにも関わらず、ハイエンド機に劣らない描写性能。そして、自分の理想に近い色味を、編集なしで出してくれる点が本当に気に入っています」写真を撮ること自体が楽しくなる機材。
「もっと撮りたいと思わせてくれる、最高の相棒です」と語ってくれました。
印象的な撮影エピソードとして、とーぶななまんさんが教えてくれたのは、臨時客車列車の撮影時の出来事。
「撮りたかった一枚が撮れたとき、ただそれだけでも嬉しかったのですが……」
車窓から乗客がこちらに手を振ってくれたのを見て、思わず手を振り返したそう。
「乗る人も、撮る人も、みんながひとつになって客車列車を楽しんでいる。
そのとき感じた、あたたかくて不思議な気持ちは、今でも忘れられません」
一瞬のシャッターの裏側に、そんな優しい交流があったことが伝わってくるエピソードです。
おすすめの撮影スポットとして紹介してくれたのが、東武日光線 幸手~杉戸高野台間の“杉戸カーブ”。
「スギタカーブと呼ばれることもありますね」とのこと。
東京からやや距離はあるものの、冬(12月〜1月)は絶好の光線条件で撮影ができる人気のポイント。
「立ち位置が少し難しい場所ですが、それだけに撮れた時の満足感は大きいです。ぜひ足を運んでみてほしいです」
“通”のカメラマンにこそ刺さる、熱いスポットの紹介でした。
「好きなものをとことん追いかけて、楽しむ。
それが今の撮影スタイルです」SNSを通じて、誰かの「こんな写真撮ってみたいな」と思えるきっかけを作りたい。
そんな想いを胸に、とーぶななまんさんは今日も愛機Z50を片手に、好きな鉄道の“かっこいい瞬間”を追いかけています。
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カメラ歴約5年、好きなものをとことん追いかけてとことん楽しむ!そんなスタイルで活動しています。好きな被写体は東武鉄道の車両!新しい車両から古い車両まで、全て好きです。
流し撮りニキ/とーぶななまん さんの使用カメラ
流し撮りニキ/とーぶななまん さんの使用レンズ