北海道在住 日常生活の切り抜き写真がメイン シンガーソングライター舜将のYouTube、その他撮影担当
tara くま さんの使用カメラ
tara くま さんの使用レンズ
日々の暮らしのなかにある、なんでもない風景や一瞬。それを優しいまなざしで切り取るのが、北海道在住のフォトグラファーtara くまさんです。
ふとした日常をシャッターに収めながら、時にアーティストの撮影や家族写真も手がける彼に、カメラとの出会いやお気に入りの機材、心に残る撮影エピソードについてお話を伺いました。
カメラを始めたきっかけは、高校時代の写真部。そしてそのルーツには、お父様のカメラがありました。
「物心ついたときから実家の押し入れに入っていたCanon QL17を使ってみたくて、高校1年で写真部に入りました」
そこから風景やスナップを趣味で楽しんでいたtara くまさん。転機となったのは、あるイベントでカメラマンを担当したこと。そして2022年、シンガーソングライター舜将(しゅんすけ)さんとの出会いが、再びカメラ熱に火をつけたといいます。
「舜将さんに『俺の写真撮ってよ』って言われて、人を撮る楽しさと難しさを知りました。
同じ頃に初めて出したフォトコンテストで受賞もして…気づけばすっかり写真にのめり込んでいました」
日々シャッターを切るのは、特別な出来事ではなく、普段の生活のなかの風景。
「当たり前にある日常のなかのワンシーンに、すごく魅力を感じるんです。だから、気づけばカメラを構えてシャッターを切ってしまっています」
自然な光、ふと見せる表情、気配──その“さりげなさ”こそが、tara くまさんの写真の魅力です。
カメラバッグには常に数台の機材を使い分けているtara くまさん。日常使いと本気撮影で機材を変えているそうです。
「普段の撮影では軽さや手軽さを重視して、SONY α6400とCanon EOS Mの2台を持ち歩いています。α6400にはE PZ 18-105mmを、EOS Mにはメーカー不明の魚眼レンズを付けています」
本気で撮りたい時には一眼レフを使用。
「Canon EOS 6DとEOS 8000D、レンズはタムロン18-270mmや150-600mmなどを使い分けています。状況によって機材を選べるのも楽しさのひとつです」
数々の撮影を経験する中で、今も忘れられないのが、あるダンサーの成人前撮り。
「世界で活躍するダンサーさんの成人前撮りをさせていただいた時は、本当に緊張しました。成人って人生でも大きな節目ですし、一生に一度の撮影なので…。撮影の2日前くらいから、寝つけないくらいでした(笑)」
けれどその経験が、また新たな扉を開くきっかけに。
「その撮影をきっかけに、七五三や家族のお祝い写真なども依頼されるようになって、撮影の幅がぐっと広がりました」
最後に、おすすめの撮影スポットを伺うと、即答でこう返ってきました。
「これは絶対に北海道です!住んでいるからこそ分かるんですけど、そこらじゅうに野生動物がいて、綺麗な自然が広がっていて、感動が日常の中にあるんです」
ありふれた日常の中にこそ、心が動く瞬間がある──。その言葉は、tara くまさんの写真そのものを表しているようです。
何気ない日常から、特別な人生の節目まで。そのどちらにも、そっと寄り添い、カメラを向けるtara くまさん。
「この写真が、いつか誰かの宝物になれば」。そんな静かな願いが聞こえてくるようなインタビューでした。
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