自分のカメラを買ったのはつい2ヶ月前、本格的なカメラに初めて触れてから1年も経たないという初心者。そんな私ですが、部の先輩の勧めで、今回の企画でレンタルを利用させていただきました。機材自体の提供はもちろん、レンズ選びから手厚くしていただいたアールイーカメラ様には大変感謝しております。ありがとうございました。拙い感想とはなってしまいますが、どうぞご容赦ください。
店頭でレンズを選ぶ際、カメラやレンズの知識が乏しい私はかなり不安だったのですが、基本的なことから丁寧に説明してもらえて非常に心強かったです。元々、自然の風景、特に空を撮ることが好きで、「広く撮りたい」という漠然とした希望だったのですが、そこから焦点距離の短いレンズをピックアップしていただきました。そのなかで、せっかくお借りするのなら使ったことのない種のレンズよい！ということで、単焦点レンズ、NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sのレンズに決めました。
全体の撮影のテーマは「光のイメージをそのまま」。
後付けではあるのですが、ここで載せている写真はどれも、「今、この景色をこう撮りたい！」というイメージにかなり近くできた写真です。それは構図であったり、色味であったり、光の柔らかさであったり。
横浜のみなとみらいで撮影した夜景です。レンズを借り始めてすぐだったので、定番ではありますが、背景ボケ・F値の開放を試してみたく、撮った写真です。夜景を手持ちできれいとれたことが非常に感動でした。
藤沢にある神社、お寺をまわって撮った写真です。一瞬感じた、これいい！という場面。晴れた空と、漏れ日と、緑とがきれいで、まさにそれを写すことができたとおもいます。
江の島で撮影した日の入り前後の写真です。暗くなってきた空、その色を撮りたいのに暗すぎてきれいに写らない… そう思っていた空を撮れる。そして、今のこの空を写真に残しておきたい！という空をそのまま写すことができるというのは、空が好きな自分にとってはとてつもない感動でした。
これまで以上に、撮りたいイメージに近づけた写真が撮れたものが多く、素直に、とても楽しかったです。しかし、単焦点カメラは自分で良い画角を探さなければならず、それも楽しさの一部ではあるのですが、撮っている中で「もっと広角で撮りたい」「ここはズームしたい」など、もやもやするタイミングがありました。振り返るとこれは、自分の中では成長といえるものだと思っていて、どう撮るかを考えていく中で、どういう機材を使いたいかを考えるきっかけになったのだと思います。カメラをやっていくにあたって、知識などの勉強ももちろん大切だと思いますが、このような実感を伴った学びもきっと重要で、今回はそんな貴重な経験をできたと感じています。
カメラを始めたばかりの自分にとって、新しい機材に手を出すというのはハードルが高い。この企画に関しても、知識も乏しく、機材の違いもよくわからない自分のような初心者が参加しても…とかなり躊躇していた節がありました。ですが、結果的に、参加して大正解でした。楽しかったのはもちろん、カメラやレンズについてもっと勉強したい、自分の使っている機材をもっと使いこなせるようになりたい、いろんな機材を使ってみたい。そんな写真への意欲が高まった、今回の経験でした。もし、私と同じように、カメラを始めたばかりで新しい機材などにハードルを感じている方がいれば、ぜひトライすることをおすすめしたいです！
本企画を実施してくださったアールイーカメラ様、改めましてお礼申し上げます。
坂根里佳
横浜国立大学写真部 学部1年。春から本格的にカメラを始め、今夏、念願の自分のカメラとしてNikon Z50Ⅱを購入。好きな被写体は自然、特に空。
坂根里佳の使用レンズ
