
今回、このようなコラボ企画をサークル経由で行えるとは以前は想像すらできませんでした。また、私は現在大学4年生で卒業を待つのみの状態です。そんなタイミングでのお話であったので、大学でのカメラライフの集大成の1つとして今回参加させていただきまし た。
レンタルに関しても人生初めての出来事になるため、とにかく期待で一杯でした。
私は現在、Canon社のフルサイズ機を使用しています。フルサイズ機を使用していく中で話を聞くと、夜間の撮影に対しては SONY 機がかなり優位に立つと言うのです。また、周りがSONYへ移行していくこともあって、そのような背景からいつしか SONY 機に対する
興味が湧いてきたため、この企画を機にSONY 機へ挑戦してみることにしてみました。
また、SONYの中でもα7slll を選びました。レンタル前の事前のリサーチは淡いもの担 ってしまいましたが、夜間撮影に特化したモデル、画素数、発売時期から現在までで最新の モデルであるかの3点を考慮してこのモデルを選びました。また、レンズは 24-70 ㎜を普 段から使用していて馴染みがあるため、FE24-70 ㎜ F2.8 GM II SEL2470GM2を選びました。
大学4年間で都内の夜景を撮影の機会が多かったことから、今回はお出かけがてらの夜 間スナップで撮影しようという形でテーマを設定しました。また、高校時代に鉄道写真を撮影していた頃に夜間の撮影を夢に見ていたこともあり、それを実現させるために鉄道も被写体にすることにしました。

どこかレストラン紹介の本に載ってそうな雰囲気のお店を発見。この時点でカリカリな描写に衝撃を隠せませんでした(笑)。

この日は麻布台ヒルズで用事があり、その帰路でライトアップが目に入ったので急遽増上寺まで直行。ローアングルで手軽く 1 枚。

芝公園を進むと、怪しげな階段に遭遇。登った結果、案の定行き止まりのため、その場から見えた光景を忘れないようにするべく、1 枚記念に残すことにしました。

別日に北千住に用事があり、何故かローカル線の話になり、3 駅隣の金町を通る京成金町線という路線がローカル線の雰囲気があると情報を入手したため行ってみました。線路沿いに はしばらく歩道が続き、その途中の踏切の照明とα7sIIIの力で被写体を止められるのでは ないかと思い、挑戦してみました。結果は写真の通りで、文字もくっきり読めるほどには写すことができました。

帰宅間際に絵になるような路地を発見。SS を 1250、F2.8、ISO を 51200 という暴挙で被写体を止めれるか検証。結果として、駅に停車する直前ということで低速度×α7sIII の高性能のおかげで、乗務員室の文字が止まるように記録できました。
今回、レンタル期間は1週間で、そのうちカメラ自体は2日間しか使用しませんでした。 そのため、基本的な操作のみしか使用することなく終えてしまいました。しかし、とにかくISOを上げてどこまで描写が維持できるのかという疑問を打破するために、ひたすら撮影に専念しました。
また、レンズとの相性もあり、開放×高感度ISOによるさらなる夜スナップの可能性を感じました。
この企画を通じてに関しては、今の機材から新たな機材へのチャレンジをしたい大 学生には、まさにもってこいの企画であると感じました。しかし、レンタルサービスは期間が3日ほどで1万円は軽く超えてしまうものも多く、大学生には気軽には手を出しにくいようなものになっています。そのようなジレンマを自身でも解消できたため、今後もぜひ企画として人気なものになっていくと思います。
SONYのカメラの持ち運びの手軽さ、高感度 ISOの性能による新たな発見、アールイー カメラ様のスタッフの方との会話など、とにかくカメラライフをいつもと違う角度で充実させることができた 1 週間になりました。
深沢翔
カメラ歴7年 主に夜景、日常スナップ、ポートレートを撮影。大学生になってからは単焦点レンズに魅力され、F値を常に小さくして撮影する機会がほぼになっています。好きな被写体は秋や冬の午後の淡い光がモノを照らす瞬間と、紅葉です。旅行時には一眼を常に持ち歩いています。