「カメラ歴」一眼レフを買った時をスタートしたら約15年、本格的に勉強しだしたのはここ3年ほど。旅の写真や野鳥撮影、お花など、自然で美しいものを撮るのが好きなアマチュアカメラマンです。 オールドレンズと、望遠レンズをメインに使っています。
seasography さんの使用カメラ
seasography さんの使用レンズ
自然体で美しいものを、そっとフィルムに収めるように写す。
そんな写真を届けてくれるのが、seasographyさんです。カメラ歴15年。近年は野鳥撮影や自然風景を中心に撮影し、
オールドレンズや望遠レンズを片手に、感性のままにレンズを向け続けています。
学生時代からインスタントカメラやコンパクトデジカメで写真を撮るのが好きだったというseasographyさん。
本格的な“カメラ沼”の入口となったのは、大学時代に初めて訪れたヨーロッパ旅行でした。
「見たことのない風景や文化、生き物を写真に収めることで、あとから見返すたびに、五感で感じた記憶が一瞬でよみがえるんです」
その旅に向けて購入した一眼レフが、写真との本格的な出会い。
それからカメラは、単なる旅の記録以上に、“感情”と“記憶”を残すための大切なパートナーとなりました。「私は音楽の仕事をしていますが、演奏は一瞬で消えてしまうもの。写真はその一瞬の感情を封じ込めておけるような気がするんです」
本業と写真趣味が、心のバランスを保つ大切な軸になっていると語ってくれました。
「どんなものでも、飾っていない自然な姿に一番魅力を感じるんです」
海外の街角で出会った人々の活気ある姿、野に咲く花、鳥たちの羽ばたき。
どれも“自然体のままの美しさ”に惹かれて、カメラを構えるのだといいます。
「直感で“美しい”と思った瞬間にシャッターを切っている感じですね」
一枚の写真の中に、seasographyさん自身の感動と感情が静かに息づいています。
現在使用しているのはNikon Z fc。
以前は【PENTAX K-r】や【GoPro】を使用していましたが、次は「Nikonにしたい」と漠然と憧れを抱いていたそうです。
「見た目のレトロ感がとにかく可愛くて、見た瞬間“これだ!”って即決でした」
写真を撮ること自体が楽しくなるようなデザインと、軽やかに持ち出せるサイズ感。
今では「最高のパートナー」として活躍してくれているとのこと。
今は大半28-400のレンズを付けて歩いているのでだいぶ見た目は可愛くなくなりましたが。
「でも、それも含めて大事な相棒です(笑)」。
印象に残る撮影エピソードとして語ってくれたのは、ハワイでの野鳥との出会い。
「もともと手乗りの桜文鳥を飼っていたんですが、文鳥って“ペット”のイメージだったんです」
ところが、現地に着いてみると――。
「びっくりしました。文鳥が、スズメやハトみたいに、そこら中にいるんです!」
期待せずにいた分、出会えたときの感動はひとしお。
「結果的に、ハワイの写真の中で一番多かったのが“文鳥”でした。笑」旅先での偶然の出会いが、記憶に残る“シャッターチャンス”になる。
そんな旅の醍醐味も、seasographyさんの写真には詰まっています。
最後におすすめの撮影スポットを伺うと、「主要観光地から少し離れた場所」という独自の視点を教えてくれました。
「人混みが苦手で、静かな場所でゆっくり撮るのが好きなんです」
京都や鎌倉といった人気エリアでも、メジャースポットにはあえて行かず、
Googleマップなどを使って“あまり知られていない神社やお寺”を探して散策するのが定番のスタイル。「一本道を変えるだけで、人のいない静かな場所に出会えることが多くて。整備されすぎていない草花や自然の姿も見つけられるんです」
新たな発見の喜びと、ありのままの風景に出会える静けさが、撮影の魅力をより深めてくれるのだといいます。
「写真を見ると、そのとき感じた音や匂い、温度まで思い出すんです」
seasographyさんが見つめるのは、ただ“映える”写真ではなく、
その瞬間の感情までも写しとったような写真。
それはまるで、心の中に小さな“記憶の扉”を残すような作業なのかもしれません。自然体で、飾らない美しさを、そのまま写真に。
今日もまた、旅とともに、seasographyさんのシャッターは静かに切られていきます。
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seasography さんの使用カメラ
seasography さんの使用レンズ