
人生の新たな楽しみとして始めた“写真”が、今では全国を旅するほどの情熱に変わった。
今回お話を伺ったのは、風景を中心に日本各地の絶景を撮影するフォトグラファー・beeverさん。
定年をきっかけに手にしたカメラから20年、撮影の旅を続けながら「その瞬間にしか出会えない景色」を追い求めています。
そんなbeeverさんに、写真を始めたきっかけや撮影への思い、忘れられない瞬間について伺いました。




















――カメラをはじめたきっかけや、のめり込んでいった経緯を教えてください。
定年後の余暇活用として軽い気持ちで始めましたが、撮るほどに奥深さを感じ、のめり込みました。
写真教室やフォトクラブにも参加し、構図や露出などを学びながら、趣味としてどんどん広がっていきました。
――どんなシーンに魅力を感じ、写真に残していますか?
主に風景を撮っています。
絶景ポイントを訪ね、自分なりの視点で構図を探すのが楽しいですね。
風景の延長として、鉄道や飛行機も被写体に選びます。
旅の途中で出会う“動きのある風景”をどう表現するかを考えるのも、醍醐味のひとつです。
――お気に入りのカメラと、選んだ理由を教えてください。
使用しているカメラは SONY α7RⅤ。
高画素機ならではの“カリカリ”としたシャープな描写に惹かれ、この1台を愛用しています。
細部までしっかりと写し取れるので、風景写真にはぴったりですね。
――これまでに最も印象に残っている撮影体験を教えてください。
日本全国の絶景を追いかけて旅していますが、自然相手なので天候に左右されることも多いです。
特に夜明けや夜景を狙う時、山の中で一人じっと待つ時間は緊張感があります。
その静寂の中で空が徐々に明るくなり、光が差し込む瞬間――あの張り詰めた時間が今でも忘れられません。
熊の出没情報がある場所では、特に身が引き締まる思いをしました。
――おすすめの撮影スポットを教えてください。
雑誌などで紹介されている“映える絶景スポット”は、やはり見応えがあります。
撮影旅行の際には、そうした情報をチェックして、近くに立ち寄れる場所があれば必ず訪れるようにしています。
実際に足を運んでみると、写真では伝わらない空気や臨場感を感じられるのが魅力です。
定年をきっかけに始めた趣味が、今では全国を旅するほどの情熱に。
beeverさんの写真には、自然の力強さと静けさ、そして一瞬の光を逃さない観察眼が詰まっていました。
「写真を見た人に“こんな場所があるんだ”と感じてもらえたら嬉しい」と語るその姿勢は、まさに写真を通じて人と自然をつなぐ架け橋のようです。
beever さん
定年間近で写真に興味を抱き写真歴20年になりました。絶景写真を撮りに日本全国を巡ってはマイフォトに登録していますが、未だ雑誌で見たスポットやプロカメラマンの写真を見て自分なりに撮影しています。こんな綺麗な場所があるのかと初めての方に気に入って頂けたら幸いです。毎年撮影活動の集大成として年間壁掛けカレンダーを印刷依頼して作成する事を数年続けています!
beever さんの使用カメラ
beever さんの使用レンズ