
北海道の広大な自然の中で、野生動物の一瞬を追い続ける小学生フォトグラファーがいます。
11歳の写真家 ARATA(アラタ)さんです。
8歳のとき、父親から借りたカメラで動物園を撮影したことをきっかけに写真の世界へ。
現在は北海道の野生動物をテーマに撮影を続け、すでにフォトコンテストでも受賞するなど注目を集めています。
今回は、アラタさんとアラタパパさんに、写真を始めたきっかけや印象的な撮影体験、思い出の一枚、そしておすすめの撮影スポットまでお話を伺いました。










アラタさんがカメラを始めたきっかけは、お父さんのカメラでした。
アラタパパさんは、長男が生まれた際に家族の記録を残すため EOS Kiss X3 を購入し、写真を始めました。
その後、しばらくカメラから離れていたものの、旭山動物園を訪れた際に再びカメラを手にします。
そのとき、一緒にいたアラタさんにカメラを持たせてみたことがすべての始まりでした。
動物園でシャッターを切る楽しさに触れたことが、アラタさんのカメラライフの第一歩となりました。
野生動物撮影の始まりは、ある偶然からでした。
アラタパパさんが、野生のフクロウを撮影しようと山に出かけた際、
たまたま つがいのフクロウ に遭遇します。
そのときの興奮と感動が忘れられず、
「アラタにもこの体験をさせてあげたい」
という思いから、改めて一緒にフクロウを探しに出かけました。
そして再び運よくフクロウを発見。
アラタさんにとって、初めての野生動物撮影となりました。
これまでで特に印象に残っているのは、思いがけない出会いでした。
いつものように野生動物を探して撮影に出かけたものの、その日はなかなか見つかりません。
「今日はもう帰ろうか」と話しながら田んぼの脇道を歩いていたそのとき——
突然、目の前に タンチョウ が現れました。
しかも季節は夏。
本来あまり見かけない時期だったため、思わぬサプライズとなりました。
自然の中での撮影は、こうした予想外の出会いがあるからこそ面白いのかもしれません。

アラタさんにとって「最高の一枚」といえるのは、
フォトコンテストで受賞したフクロウの写真です。

この作品は 「北海道野生動物写真コンテスト U30特別賞」 を受賞しました。
作品展で自分の写真がプリントされ、額装された状態で展示されているのを見たときは、大きな感動があったといいます。
自分が撮影した写真が作品として展示される経験は、写真家としての大きな励みになりました。
おすすめの撮影スポットとして教えてくれたのは オロロンライン。
北海道の小樽から稚内までを結ぶ、約380kmの絶景ドライブルートです。
海沿いの美しい景色が続くこの道では、キタキツネ・エゾシカ・タヌキ・オジロワシ・アザラシなど、さまざまな野生動物に出会える可能性があります。
撮影のコツは、車から降りずに窓を開けて撮影すること。
動物は人の気配に敏感なため、車内から静かに撮影することで警戒されにくいそうです。










8歳でカメラを手にしてから、北海道の野生動物を追い続けるアラタさん。
まだ11歳ながら、すでにフォトコンテストで受賞する実力を持っています。
広大な自然の中で、野生動物の一瞬を切り取るその視線は、
これからどんな作品を生み出していくのでしょうか。
小学生写真家アラタさんのこれからの活躍に、ますます期待が高まります。
8歳の時に父親から借りたカメラで旭山動物園で撮影したことをきっかけに 現在は北海道の魅力ある野生動物を写真に収めるべく撮影活動に励んでいます。
小学生写真家アラタ さんの使用カメラ
小学生写真家アラタ さんの使用レンズ