
写真家・小城崇史氏の個展「TOKYO, Multi Layered City Vol.3 (Downtown)」が、2025年12月5日(金)から12月18日(木)にかけて開催されます。本展は、小城氏が東京の多層性を探求する「TOKYO, Multi Layered City」シリーズの第3弾となり、今回は「Downtown」をテーマに、変わりゆく東京の「今」を写真で表現しています。
小城崇史氏の「TOKYO, Multi Layered City」シリーズは、歴史、文化、気候、そして長い歳月によって積み重ねられてきた東京の多層的な姿を写真で捉えることをコンセプトとしています。
小城氏は、近県からの人の流入によって生まれる東京の喧騒がどこから来ているのかという問いに対し、鉄道会社が発表する駅ごとの乗降客数統計に着目。この数値を検証し、自身の肌感覚と高確率で一致することを発見しました。このアプローチを通じて、東京の多様性を改めて認識したと述べています。
今回の「Vol.3 (Downtown)」では、一日あたりの乗降客数が20万人を超える駅がある街に焦点を当てています。数えきれないほどの人が砂粒のように流れていく様子を捉えることで、絶え間なく変化し続ける東京の一片を来場者に感じてもらうことを目指しています。
本展では、鉄道各社が公表する乗降客数の統計を参考に、「Downtown」の「今」が描かれます。多くの人々が行き交い、常に変化し続ける東京のエネルギーと、そこに潜む日常の風景が写し出されています。また、ギャラリー内では、2021年に開催されたシリーズ第1作目のスライドショーも上映されます(約8分、無料)。当時の展示を見逃した方も、この機会にシリーズの原点に触れることができます。
小城崇史氏は1962年東京生まれの写真家です。1996年より国内外のスポーツシーンを撮影し続け、2021年の東京オリンピック・パラリンピックでは組織委員会フォトマネージャーとしても活躍しました。スポーツの現場に立ち続ける一方で、作家活動としてはスポーツ、古典芸能、Cityscapeをテーマに個展を開催しています。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員、一般社団法人日本スポーツプレス協会(AJPS)理事、一般社団法人日本写真著作権協会(JPCA)理事、カメラグランプリ特別選考委員(2024、2025)を務めています。
会期中の2025年12月13日(土)には、小城崇史氏によるギャラリートークイベントが開催されます。映像ディレクターで昆虫研究家の伊藤弥寿彦氏をゲストに迎え、小城氏がこのテーマに至った理由や、作品に対する伊藤氏の視点などが語られます。
本写真展「TOKYO, Multi Layered City Vol.3 (Downtown)」は、小城崇史氏独自の視点から、東京という都市の賑わいや、そこに流れる人々のエネルギー、そして刻々と変化する「今」を体感できる貴重な機会です。特に、鉄道の乗降客数という客観的なデータと、写真家の感性が融合することで生まれる作品群は、普段見過ごしがちな都市の鼓動を鮮やかに描き出します。
アールイーカメラは、「カメラでみんなをHappyに、そして写真文化を次の世代へ」をテーマに、 中古カメラ・レンズの販売・買取を行うカメラ専門店です。 カメラを通じて人々に喜びを届けること、 そして写真文化の魅力を次の世代へとつなげていくことを大切にしています。 店舗・オンラインショップ・マガジンを通じて、 写真を愛するすべての人に向けて、 カメラの魅力や新しい発見を発信しています。
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