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オールドレンズ入門|ノスタルジックで味のある写真を楽しむコツを解説

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フィルムカメラ時代に発売されたオールドレンズは、現代のレンズにはないノスタルジックな描写が注目を集め、近年再びブームとなっています。
現在はミラーレスカメラの普及により、オールドレンズとミラーレスカメラの組み合わせを楽しむことができるようになりました。
今回はオールドレンズを使ってみたいと考えている人に向けて、レンズの使い方から味のある描写を楽しむコツをご紹介します。

オールドレンズとは? クラシックで味わい深い表現の魅力

フィルムカメラの時代に作られたオールドレンズは、当時のレンズ設計や長い年月を経た影響による、柔らかく淡い写りが魅力です。オールドレンズで撮影した写真はどこか懐かしく、味わい深い雰囲気をまといます。
オールドレンズにはそれぞれ独自のクセがあり、その多くはF値が開放(F1.2〜2.8)のときに現れます。光のにじみ方や色味、背景のボケ方などの個性を活かせば、写真に深みやストーリー性を加えることができます。
まずは、オールドレンズでよく見られる3つの特徴を解説します。「味のある描写」がどのようなものなのかを具体的にみていきましょう。

〇フレア

「フレア」は、レンズの面や鏡筒内、カメラのボディ内で強い光が反射して、写真が白っぽく霞んだように見える現象のことです。
現代のレンズはフレアを抑える設計がされていますが、フレアが起こりやすいオールドレンズなら、あえてフレアを取り入れて被写体を柔らかい雰囲気にすることができます。

〇ゴースト

太陽やライトなどの強い光がレンズの中で反射し、写真に丸や多角形、虹色の像が写り込む現象を「ゴースト」といいます。
ゴーストも現代のレンズでは抑えられていますが、オールドレンズならゴーストをアクセントとして取り入れることができ、写真にドラマチックで幻想的な雰囲気をプラスできます。

〇玉ボケ・ぐるぐるボケ

背景を大きくぼかすと現れる「玉ボケ」は、オールドレンズによって個性があります。絞り羽枚の形で玉ボケが多角形になったり、シャボン玉のように見えるものも。
また、背景が渦巻き状に回転してぼける「ぐるぐるボケ」も、オールドレンズならではの特徴。
ごちゃごちゃとした背景でよく見られる現象で、玉ボケやぐるぐるボケが出やすいオールドレンズなら、ユニークな写真を撮影できます。

オールドレンズを使いこなそう

オールドレンズでの撮影を楽しむため、必要なアイテムやカメラの設定を理解しておきましょう。
ここでは、オールドレンズを使うために必要なアイテムと、基本的な撮り方を分かりやすく解説します。

1.マウントアダプターを使ってミラーレスカメラに装着

オールドレンズをミラーレスカメラで使うには、レンズとカメラのマウント(接続部分)を変換する「マウントアダプター」が必要です。使いたいカメラとオールドレンズのマウント名を確認し、
対応するマウントアダプターを用意しておきましょう。
例えば、ソニーのミラーレスカメラ(Eマウント)でM42マウントのオールドレンズを使いたい場合、EマウントからM42マウントへ変換するマウントアダプターが必要となります。

2.マニュアルフォーカス(MF)に挑戦

オートフォーカス(AF)がないオールドレンズは、レンズのピントリングを回すマニュアルフォーカス(MF)でピントを合わせます。
マニュアルフォーカスでは、「ピーキング」表示を「入」または「ON」に設定するのがおすすめです。ピントが合っている場所に色を着けて教えてくれる機能で、初心者でもピントが合わせやすくなります。

オールドレンズと作例紹介

ここでは、作例写真を交えながらオールドレンズの魅力をご紹介します。
味のある写真を撮るためのヒントや、レンズ選びの参考にしてください。

【Super Takumar 55mm F1.8】

Sony α7sⅢ × Super-Takumar 55mm F1.8 /F1.8 1/8000秒 ISO100

「Super-Takumar 55mm F1.8」は、オールドレンズの定番「Super-Takumar」シリーズの中でも特に人気が高い一本。柔らかいフレアやゴースト、とろけるようなボケを出しやすく、何気ない日常も簡単にドラマチックな写真になります。オールドレンズ初心者が最初に選ぶ一本としておすすめです。
作例は逆光で撮影し、フレアとゴーストを主役にしてみました。光が画面全体をやわらかく包み込み、虹のリングがアクセントに。太陽の暖かさと眩しさが真っすぐに伝わります。

ペンタックス Super Takumar 55mm F1.8 M42マウント

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【Super-Takumar 135mm F3.5】

Sony α6400 × Super-Takumar 135mm F3.5/F3.5 1/1600秒 ISO100

Super-Takumarシリーズの「Super-Takumar 135mm F3.5」は、人気の55mmとは異なる中望遠レンズの画角や大きなボケを楽しめます。
作例では東京湾のワンシーンを遠景で撮影。F8まで絞ればシャープに描写できますが、オールドレンズならではの味わいを楽しむため、あえて開放のF3.5に設定してみました。
柔らかく淡いコントラストが、記憶の中の風景を思わせるトーンを演出しています。

【Ai-S Nikkor 50mm F1.2】

SONY α7C II × Ai-S Nikkor 50mm F1.2 /F1.2 1/500秒 ISO50

「Ai-S Nikkor 50mm F1.2」は、開放での甘めでゆるい写りと、とろけるようなクセのあるボケが人気。フィルム時代を思わせる淡さで、古いドラマのワンシーンのような写真が撮影できます。
銀座の街角を撮ったこの作例は、ビルの間から差し込む日差しによって建物や人物の境界線が薄れ、現代のレンズでは出せないソフトな写真に仕上がりました。柔らかくにじんだ光は、穏やかな街の空気感を演出しています。

【INDUSTAR-50 50mm F3.5】

Sony α6400 × INDUSTAR-50 50mm F3.5/F3.5 1/250秒 ISO100

ロシア製レンズ「INDUSTAR-50 50mm F3.5」は逆光耐性がとても低く、フレアとゴーストがシャワーのように豪快に現れます。やや暴れているようにも思える描写になりますが、光をうまくコントロールできれば、このレンズならではの一味違う写真になります。
作例では、満開の梅の花を逆光で捉え、フレアとゴーストを右下に大きく入れてみました。
暖かな日差しの中で咲き誇る様子が際立ち、穏やかな春の訪れを感じさせる写真に仕上がったのではないでしょうか。

【CONTAX Planar T* 50mm F1.4】

Sony α7sⅢ × CONTAX Planar T* 50mm F1.4 / F2.0 1/800秒 ISO100

「CONTAX Planar T* 50mm F1.4」は、標準レンズの帝王とも呼ばれる銘玉。現代のレンズに匹敵するシャープな描写力、クリアで抜けの良い表現力は唯一無二で、普段の風景を一段と美しく切り取ります。
レンズは旧型と新型の2種類があり、旧型はF2.0〜F2.8に絞ると、玉ボケが手裏剣のように角ばった形になります。作例では旧型を使用し、公園で休憩するハトをF2.0で撮影。顔周りの繊細な羽毛と自然な立体感は美しく、背景の手裏剣形の玉ボケが程よいアクセントになりました。

【CONTAX Planar T* 100mm F2】

Sony α7R Ⅳ × CONTAX Planar T* 100mm F2/F2 1/1000秒 ISO100

CONTAX Planarシリーズの「CONTAX Planar T* 100mm F2」は、優しく潤いのある独特な描写と、焦点距離100mmという絶妙な距離感が魅力。柔らかい被写体やソフトな表現を求めるポートレート撮影にしっかりとはまる一本です。
開放F2で撮影したこのポートレート作例は、ふんわりとした輪郭線と美しいボケ味が被写体を幻想的に浮かび上がらせています。オールドレンズならではの描写で、人物の表情やその場の空気をドラマチックに引き立ててくれました。

まとめ

Sony α6400 × Super Takumar 135mm F3.5/F3.5 1/2000秒 ISO100

オールドレンズは、古いレンズならではの味わい深さが魅力。フレアやゴースト、柔らかいボケなどレンズの個性を活かすことができれば、普段の写真がぐっと印象的になります。
今回紹介した作例を参考に、ぜひ自分の好みや表現に合ったオールドレンズを探してみてください。


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朝香凪咲

旅行ガイドを中心に執筆。趣味は植物や動物のスナップ撮影で、気軽に持ち歩けるコンパクトな カメラとレンズを好む。株式会社三和オー・エフ・イー所属。

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