【撮影テクニックガイド】ボケのある写真の撮り方
【撮影テクニックガイド】ボケのある写真の撮り方
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「ボケのある写真を撮りたいけど、撮り方が分からない」
「背景がボケた、オシャレな写真を撮りたい!」

カメラを購入した人たちの多くが、悩むポイントではないでしょうか。
高い金額を出して、カメラを購入しても、ボケのある写真のコツが分からず、楽しく撮影ができなくなりますよね。
しかし、ボケのある写真撮影のコツが理解できれば、理想のボケのある写真が撮影できますよ。

本記事では、ボケた写真を撮影するコツを解説していきます。楽しくボケのある写真が撮れるようになりますので、最後まで、ぜひお読みください。

撮影前に知っておきたいカメラの設定

ボケ感を出したい場合は、絞り(F値)の調整が必要です。
※絞りは、カメラの画面上でF値と表示されるため、以下F値と記載します。
そのためには、まずモードの変更をしましょう。
オートモードに設定されている場合は、絞り優先モードに設定を変更してください。

写真の場合は、A(モード)が絞り優先モードです。カメラの機種によっては、Tv(モード)、Av(モード)と記載されています。
絞り優先モードに設定ができたら、いよいよ撮影です。

背景にボケのある写真を撮影する4つのポイント

ボケ感がある写真を撮影するポイントは、以下の4つです。

1. 絞り優先モードで撮影する
2. 撮影したいもの(被写体)とカメラの距離
3. 背景とカメラの距離
4. レンズの焦点距離

それぞれについて詳しく説明します。

1. 絞り優先モードで撮影

絞り優先モードに設定すると、F値を調整しやすく、ボケた写真が残せます。
F値は数値が小さければ小さいほど、ボケが強い撮影ができ、レンズの中に取り込む光の量を調整が可能です。
実際に撮影した写真を比較してみましょう。

F値を低く設定している写真の方が、よりボケているのが分かります。

F値を小さくすることで、ピントを合わせる範囲が狭まり、ボケた写真の撮影が可能です。一方、F値を大きくするとピントを合わせる範囲が広がるため、ボケのないはっきりとした仕上がりになります。

ボケのある写真を撮影する際は、絞り優先モードにし、F値を低く設定することがポイントです。

2. 撮影したいもの(被写体)とカメラの距離

カメラの設定以外に、カメラ本体と被写体の距離によってもボケ具合が変わります。
カメラが被写体に近づけば近づくほど、背景のボケが強くなります。

撮影の距離を被写体から100㎝・20㎝離れて撮影した写真を比較してみましょう。

被写体から20㎝離れた位置から撮影した写真の方は、ピントを合わせた位置以外が、よりボケているのが分かります。
カメラと被写体の距離によって、ボケ具合が変化するため、被写体に近づいて撮影することをおすすめします。

3. 背景と被写体の距離

背景と被写体の距離を調整することで、ボケのある写真撮影が可能です。
物を使って、ボケの変化をチェックしたいと思います。

被写体から20㎝後ろへ離したことにより、左側の小物がボケたのが分かります。
背景から被写体を離すことで、ボケのある写真を撮影することが可能です。

4. レンズの焦点距離

焦点距離とは、レンズからカメラ内になるセンサーまでの距離のことです。
レンズの種類によって、焦点距離は変わります。焦点距離が短いとされる広角レンズ、見たままの状態に近い焦点距離50mm前後の標準レンズ、焦点距離が長い望遠レンズなど、複数の種類があります。
焦点距離の範囲を知りたいときは、レンズに明記されています。

同じF値で撮影した写真でも、焦点距離が長い方がボケた写真の撮影が可能です。
F値5.6に設定し、同じ位置から撮影した写真を比較します。

どちらも、手前の小物にピントを合わせて撮影していますが、背景のボケがより強いのは、焦点距離が長い左側です。
撮影時に焦点距離が長いレンズ(望遠レンズ)を使用するとボケた写真の撮影ができるため、おすすめです。

まとめ|ボケのある写真撮影のコツを身に付けて楽しもう!

本記事では、ボケのある写真を撮影するためのコツについてお伝えしました。
ボケのある写真撮影でおさえるべきポイントは、以下の4点です。

1. 絞り優先モードで撮影する
2. 撮影したいもの(被写体)とカメラの距離
3. 背景とカメラの距離
4. レンズの焦点距離

ボケのある写真撮影のコツが分かると、カメラ操作に悩まず撮影が可能になります。
撮影前、撮影時の設定によって、ボケ具合が変化するため、ボケのある写真撮影のポイントを参考にし、楽しく撮影を続けましょう。

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