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マクロレンズ入門|小さな世界を切り取る撮影のコツとテクニックを解説

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小さな世界を写すマクロレンズは、普段見られない幻想的な映像を切り取ります。
本記事では、マクロレンズの基本的な知識を初心者にも分かりやすく解説。さらに作例を交えな
がら、実践的な撮影テクニックもご紹介しています。
マクロレンズを使いこなして、花や昆虫、食べ物など、身近にある小さな被写体を撮影してみま
しょう。

マクロレンズの特徴

マクロレンズの最大の魅力は、通常のレンズよりも被写体にぐっと近づいて撮影できることです。
肉眼では捉えにくいディテールや質感をじっくりと描写でき、被写体の美しさや雰囲気を存分に引
き出せます。
カメラのレンズには「最短撮影距離」というスペックがあり、撮影時に被写体へどれだけ近づける
かを表します。一般的なズーム・単焦点レンズは最短撮影距離が30cm以上のものが多いです。
マクロレンズはおよそ20〜30cmまで近づけるため、被写体の小さなディテールまで写すことがで
きます。

〇最大撮影倍率について 等倍マクロ・ハーフマクロの違い

最大撮影倍率は、被写体の実際の大きさがカメラにどれくらい大きく写るかを表す比率です。
マクロレンズでは、被写体と同じサイズで写る「等倍マクロ(1倍)」と、被写体が半分の大きさで写る「ハーフマクロ(1/2倍)」があります。
被写体を同じ大きさで写せる等倍マクロは、花や昆虫の模様、構造など大きくクローズアップして捉えます。細かい部分をそのまま大きく写せるので、ディテールをじっくりと観察するのに向いています。
対してハーフマクロは被写体が実際の半分の大きさになりますが、ディテールをしっかりと捉えながら背景もバランスよく写すことができます。等倍マクロに比べピントが合わせやすいため、ビギナーにおすすめです。

マクロレンズの選び方

マクロレンズは、撮影する被写体に合わせた焦点距離のレンズを選ぶのがポイントです。
望遠マクロは花や昆虫をクローズアップできるのが大きな強み。ピントの合う範囲は狭く、扱いには慣れが必要です。
広角・標準マクロは被写体に近づくことができるため、小物の撮影やテーブルフォトに向いています。一方で背景が写り込んだり、ボケが出にくい特徴があります。
マクロレンズを初めて使う場合は、ボケと扱いやすさが両立した中望遠のレンズを選ぶのがおすすめ。花や小物、ポートレートまで幅広く対応でき、マクロ撮影以外の多彩なシーンでも活躍します。

マクロレンズの作例&撮影テクニック紹介

ここではマクロ撮影の作例とともに、撮影テクニックをご紹介します。
今回はシグマの単焦点マクロレンズSIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ARTをお借りし、いろいろなシーンで被写体を撮影してみたので、ぜひご覧ください。

シグマ  70mm F2.8 DG MACRO

シグマ 70mm F2.8 DG MACRO

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【花】

SONY α6400 × SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ART / F11 1/800秒 ISO1250

鮮やかなコスモスを最短撮影距離で捉えました。マクロレンズは花の質感や色彩の豊かさを表現するのにぴったり。作例では太陽光が真上から光が当たる位置で撮影することで、色や陰影をしっかりと出しました。
花の撮影では、カメラを動かして光の角度を変え、より美しく写るアングルを見つけることがポイント。
また、手ブレや被写体ブレが起こりやすいため、シャッタースピードは十分に確保しましょう。
三脚やセルフタイマーを使えば、手ブレを気にせず撮影に集中できます。

【昆虫】

SONY α6400 × SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ART / F2.8 1/1600秒 ISO100

サザンカの花びらでそっと羽根を休めるハナアブ。F2.8でとっさに撮影したため、頭部がわずかにボケてしまいましたが、体や羽根の繊細な模様や光沢がシャープに写りました。
小さな昆虫を狙うときは、草や花の近くでじっくり待つことが大切です。
F値は絞ってピントの合う範囲を広くし、ぶれないようシャッタースピードは高めに設定するのがポイント。必要に応じてISOを高めに設定するのも有効です。

【雪】

SONY α6400 × SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ART / F2.8 1/200秒 ISO1000

東京初雪の日、古木の上に積もった雪をマクロレンズで捉えた一枚です。真っ白でキラキラと輝く雪と、黒くじっとりとした古木の質感を対比させました。雪の結晶や複雑な形状をここまで鮮明に描写できるのはマクロレンズならではの魅力です。
水滴や雪の撮影では、絞りをやや開放に設定し、ピントの前後を大きくぼかすのがおすすめです。
主役となる部分が際立ち、冷たさや透明感、きらめきがより印象的になります。

【小物】

SONY α6400 × SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ART / F5.6 1/125秒 ISO125

直径7センチほどの小さな栽培キットで育てている、カモミールの芽とアヒルのおもちゃです。
マクロレンズは被写体をとても丁寧に描写し、アヒルのツヤと生き生きと伸びる芽、湿っている土の手
触りまで伝わってきます。
10センチ以下の小さな被写体は、ピントの合う範囲が非常にシビア。F2.8でアヒルの目にピントを合わせるとカモミールの芽はかなりボケてしまうため、F5.6にやや絞りました。ファインダーをのぞきながら、自然なボケ感と立体感が出る設定を探してみましょう。

【アクセサリー】

SONY α6400 × SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ART / F13 1/50秒 ISO200

マクロレンズは細かな造形が美しいアクセサリーの撮影にも最適。絞りはF8〜16くらいを目安に設定すると、ディテールを捉えつつ、全体もシャープに写すことができます。
作例写真では、窓際の柔らかい自然光を使い、陰影を出してアクセサリーの輝きを自然に引き立てました。
さらに白い紙を下に置けばレフ版の役割を果たし、陰が濃くなりすぎず柔らかくなります。
立体感が増してプロのような写真に仕上がるのでおすすめです。

【フルーツ・野菜】

SONY α6400 × SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ART / F6.3 1/200秒 ISO100

キウイの断面図を撮影。細部まで鮮明に描写されるマクロレンズの特徴を活かし、種や果肉のみずみずしい質感と、皮の毛を捉えてみました。身近にあるフルーツや野菜などを撮ってみるのも、マクロレンズの楽しみ方の一つです。
作例では背景を黒一色にすることで、キウイの鮮やかな色彩と模様のコントラストを際立たせました。背景をシンプルにすることで、ディテールにフォーカスした写真になります。

まとめ

SONY α6400 × SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO|ART / F5.6 1/400秒 ISO100

マクロレンズでの撮影は、身近な被写体をまったく違う表情で見せてくれます。
撮影に慣れるまでは難しく、ピントやライティング、シャッターのタイミングなど、様々な要素でセンスが試されるのも、マクロレンズならではの楽しさです。
ぜひご紹介したテクニックを活かして、マクロレンズであなただけの一枚を撮ってみてくださいね。


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朝香凪咲

旅行ガイドを中心に執筆。趣味は植物や動物のスナップ撮影で、気軽に持ち歩けるコンパクトな カメラとレンズを好む。株式会社三和オー・エフ・イー所属。

朝香凪咲 の使用レンズ

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シグマ 70mm F2.8 DG MACRO

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