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ポートレート撮影において、どのようなレンズを選べばよいのかお悩みではありませんか?
本記事では、美しいボケと被写体の自然な描写が魅力である135mmレンズを使用したポートレート撮影をご紹介します。
・135mmレンズの魅力
・135mmレンズを使用するメリット
・ポートレート撮影のテクニック
上記に加え、人気のSONY FE 135mm F1.8 GMについても詳しくご紹介。
今よりももっと印象的なポートレートを撮影したい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
135mmレンズとは、焦点距離が135mmの単焦点レンズです。
背景を美しくぼかし被写体を際立たせ、且つ被写体との距離感も保てるという理由から、主にポートレート撮影に多く用いられます。
また、画像の歪みが少なく、細部のディティールをしっかりと捉えられる描写力の高さも135mmレンズの特徴です。
高い描写力を活かし、ポートレート撮影だけでなく、スポーツやイベント撮影など、多岐にわたるシーンでも活躍が期待できます。
さらに、比較的軽量で持ち運びやすく機動性に優れていることから、屋外での撮影や旅行先での撮影にも最適です。
135mmレンズは、さまざまな撮影シチュエーションに対応できる使い勝手の良いレンズと言えるでしょう。
135mmレンズと他の焦点距離のレンズとの違いについて解説します。
35mm〜50mmレンズは標準レンズと呼ばれ、人間の視野角に近い自然な描写が特徴です。
ポートレート撮影や風景、スナップショットに適しており、オールラウンドに使用できますが、背景のボケ効果は135mmレンズに比べると弱くなります。
85mmレンズは中望遠レンズと呼ばれ、主にポートレート撮影で人気の焦点距離です。
135mmレンズに比べると少し広角で、撮影時には被写体との距離が近くなります。
より親密な雰囲気の写真が撮れますが、背景のボケ効果は135mmレンズに比べやや穏やかです。
200mm以上の望遠レンズは、遠くの被写体を大きく撮影するのに適しています。
背景のボケ効果が強く、被写体を際立たせるのに優れていますが、撮影者と被写体の距離が遠くなるため、コミュニケーションが難しくなる場合も。
それぞれのレンズの特性を知ることで、撮影シーンに応じた最適なレンズ選びができるようになるでしょう。
135mmレンズは美しい背景ぼけを作りやすいというメリットがあります。
本項では背景ぼけの作り方を解説していきます。
まずは、被写体と背景との距離を意識しましょう。
被写体を背景からできるだけ離して撮影すると、その分背景が大きくぼけます。135mmレンズは適度な圧縮効果がかかるため、ぼけた背景との相乗効果により被写体が更に際立つでしょう。
次に、絞りを開放に近い状態にすることがポイントです。
F2.8やF1.8など、開放絞り値で撮影することで被写界深度が浅くなり、前景・後景が美しくぼけ、被写体がくっきりと浮かび上がります。
135mmレンズは明るい開放絞り値を持つモデルが多く、ぼけの効果を最大限に活用できるでしょう。
光の使い方を意識することも、更に美しいぼけを創出する点で重要です。
順光で撮るよりも逆光やサイドライトを活用すると、背景のボケがよりドラマチックになります。
135mmレンズが生み出す美しい背景ぼけは、プロフェッショナルな仕上がりのポートレートを撮影する上で欠かせない要素です。
ぼけを活かした撮影技術を意識することで、より魅力的な写真が撮影できます。
135mmレンズは適度な距離を保ちながら撮影できるため、圧迫感やレンズを向けられる緊張が緩和されリラックスした状態で撮影できます。
近すぎず遠すぎない距離が、被写体のポージングや表情を無理なく引き出すのに効果的なのです。
また、自然な描写には光も重要な要素です。
ポートレート撮影時は、柔らかな自然光を利用すると被写体の肌が美しく写り、ナチュラルな質感が得られます。
逆光やサイドライトをうまく活用することで、被写体の立体感や陰影を強調し、リアルな描写が可能です。
被写体の自然な美しさを引き出すテクニックを身につけることで、写真の品質が格段に向上するので、ぜひ実践してみてください。
ポートレート撮影は、効果的なフレーミングを行うことで写真のクオリティが大きく向上します。
まずは、基本的なフレーミングである三分割法を活用しましょう。
画面を縦横それぞれ三分割し、交差点に被写体の主要部分を配置することで、中央に配置するよりも視覚的にバランスの取れた写真が撮れます。
また、被写体の目線や体の向きにも注意が必要です。
被写体がレンズではなくフレームの外を見ることで、視線の先に物語を感じさせることができます。
さらに、体の向きや姿勢を自然にすることで、よりリラックスした表情を引き出せるでしょう。
135mmレンズは、前景と背景の距離感をうまく調整できるため、前景を活用することも効果的なフレーミングの一つです。
例えば、木の枝や建物の一部を前景として利用することで、写真に奥行きと立体感が加わります。
背景の選び方は、写真の印象を大きく左右する重要な要素です。
特に135mmレンズを使ったポートレート撮影では、背景が被写体を引き立てる重要な役割を果たします。
まず、情報量が少なく、落ち着いた背景を選ぶことが基本です。
背景が乱雑だと写真を見る人の視線が散りやすく、被写体の魅力が半減します。
木々の緑や単色の壁など、シンプルな背景が理想的です。
また、背景に遠近感を持たせることもポイントのひとつ。
135mmは背景を大きくぼかすことが得意な焦点距離です。
遠くの背景を選ぶとぼけが美しくなり、被写体がより際立ちます。
色の選び方も重要です。
被写体の衣装や肌の色に合った背景を選ぶことで、写真全体の調和が取れます。
例えば、暖色系の衣装なら、背景も暖色系の色味がある場所を選ぶと良いでしょう。対照的に、クールな色味の衣装なら、背景もクールな色調を選ぶと統一感が生まれます。
背景の明るさも考慮しましょう。
被写体よりも背景が明るすぎると、見る人の視線が背景に引っ張られてしまいます。
背景の明るさを抑えることで、被写体が際立ちます。
背景が適度に明るい場所を選ぶことで135mmレンズの美しい背景ぼけが活き、魅力的な写真が撮影できるのです。
被写体の魅力を最大限に引き出すため、背景選びにも注力しましょう。
SONY FE 135mm F1.8 GMは、ポートレート撮影に最適な高性能レンズです。
SONYのハイスペックレンズグレードであるG Masterに属し、描写力の高さに定評があります。
本項では詳しく性能をチェックしていきます。
SONY FE 135mm F1.8 GMは、F1.8と明るい開放絞りを持つ単焦点レンズです。
大口径の超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズの搭載により、輪線ぼけを大幅に抑制し、球面収差をコントロールすることで滑らかなぼけ味を実現。
さらに、スーパーEDガラスなどの特殊ガラスを効果的に配置することで各収差を補正し、中心から周辺部まで非常に高い解像度を備えています。
背景はとろけるような柔らかいぼけ表現を、ピント面はくっきりとした描写を楽しめるため、プロフェッショナルな仕上がりを求める方に最適です。
SONY FE 135mm F1.8 GMは、XD(extreme dynamic)リニアモーターが搭載されており、素早く正確なピント合わせが可能です。
お子様やペットなど動きのある被写体や短いシャッターチャンスでも、確実に捉えられ、機会損失を防ぎます。
(画像引用元:SONY公式https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL135F18GM/index.html)
SONY FE 135mm F1.8 GMには耐候性シーリングが施されており、ほこりや湿気からレンズを保護するため、屋外での撮影でも安心です。
重さもわずか950グラムと比較的軽量で、持ち運びやすい点も魅力のひとつ。
長時間の撮影でも疲れにくく、機動性に優れています。
また、直感的に操作できるフォーカスリングやカスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンなど、使い勝手の良さも特筆すべきポイントです。
ポートレート撮影を本格的に楽しみたい方や、プロフェッショナルな仕上がりを求める方にとって、SONY FE 135mm F1.8 GMは撮影の幅が広がり、より魅力的な写真を撮るための最適なレン
ズだと言えるでしょう。
135mmレンズを使ったポートレート撮影の魅力とテクニック、SONY FE 135mm F1.8 GMの特徴を詳しく解説しました。
135mmレンズは美しいボケと自然な描写が特徴です。
本記事を読むことで、情報を基に適切なレンズを選び、印象的なポートレート撮影のスキルを向上させることができるでしょう。