【早稲田大学写真部×アールイーカメラ】山とカメラ / 神村泰輝
【早稲田大学写真部×アールイーカメラ】山とカメラ / 神村泰輝
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はじめまして。早稲田大学写真部122期の神村泰輝です。

今回私は登山に持って行くのに適した機材をお借りしたいということでこの企画に参加させて頂きました。この記事ではアールイーカメラで機材をお借りした流れとその機材を使用した感想を書かせて頂きます。

機材をお借りした流れ

まずは希望する機材に関してのグーグルフォームの入力から始まりました。アンケートにはフィルムからデジタル、さらに詳細な希望レンズやメーカーなどを記入できる項目がありました。自分はフルサイズセンサーのミラーレスカメラという希望のみを入力しました。希望のレンズやメーカーは特になかったため、お店に行った時に店員さんと話し合って決める流れになりました。

後日、お店に行って店員さんに改めて登山で使用する旨と機材の希望をお伝えしました。すると自分を担当してくださったその店員さんが偶然にも登山の経験が豊富な方で、昔山小屋で仕事をしていたことを聞かせてくれました。そして自分が上高地に行くことを伝えると、おすすめのレンズをいくつかピックアップしてくださり、24mmのマクロレンズ28mmのパンケーキレンズ、あとは50mm?の単焦点レンズ、そして望遠のズームレンズの選択肢を提案して頂きました。ボディは事前にEOS Rを用意してくださっていました。
今回のコラボ企画には、普段使用しない機材を使用してみようというテーマもあったため、普段は使用しない広角レンズを希望しました。携帯性に優れた28mmパンケーキと寄って撮影できる24mmのマクロの二択になったときに「24mmのマクロの方が絶対に楽しいと思う」とのアドバイスを頂き、機材はキヤノンEOS R+RF24mm F1.8 MACRO IS STMに決まりました。

機材の第一印象

まず、EOS R+RF24mm F1.8 MACRO IS STMを使用して、とにかく広く写るなという印象を受けました。それゆえ何を狙って撮った写真なのかを表現するのが難しかったです。とにかく寄って撮ることを意識しました。そしてもう一点、ボディの手ぶれ補正と24mm広角レンズのおかげでシャッタースピードをかなり落とせる点に感動しました。手持ちで1/20sあたりまでは難なくこなすことができました。あとは見た目が好みでどこに行くにしても持ち歩きたくなるなと感じました。

カメラを持って焼岳登山へ

今回私は友人と二人で焼岳を訪れました。焼岳は長野県と岐阜県にまたがる活火山で、日本百名山にも選ばれている名峰です。東京から上高地まで車で行き、上高地の河童橋(1500m)から登山を始めました。

こちらは登山道に入ってすぐのところに咲いていた野紺菊?です。逆光の中撮りましたが、柔らかい描写です。あまり寄って撮ったようには見えませんが、これでもかなり寄って撮っています。そのため背景が大きくボケているのが分かります。


たびたび現れる梯子や断崖絶壁の道にビビりながら進みます。この写真はシャッターチャンスを逃すまいと急いで構えて撮ったためシャッタースピードを落とし忘れました。ISO2000ですが嫌なノイズ感はありません。広角レンズならではとも言える近くのものは大きく、遠くのものは小さく写って遠近感の出る写真が好きです。

せっかくのマクロレンズなので最短撮影距離で絞り開放で試しに撮ってみました。

ここは中間の山小屋を過ぎてすぐのひらけた場所です。写真中央に写っている曲がりくねった道を歩いてきました。24mmのレンズでただ単に景色を写すと平たくて奥行き感のない写真になってしまうため、前ボケを入れて奥行き感を出しました。

頂上付近まで登ってきました。頂上付近は岩場の急斜面になっており、油断すると滑落しそうでした。ひとつ前の写真にも写っている曲がりくねった登山道が遠くに見えます。

一緒に登山した友人です。この写真も被写体との距離感を感じますが、かなり寄って撮っています。キヤノンの透き通るような空気感が気持ち良いです。

登山道を登ること4時間、ついに頂上につきました。EOS R+RF24mm F1.8 MACRO IS STMの組み合わせはコンパクトで軽かったため、ずっと肩に掛けていてもまったくストレスを感じませんでした。帰りはリュックにカメラを入れて無事下山しました。

まとめ

キヤノンのカメラは今まで一度も使ったことがなかったため、新鮮でワクワクしました。登山中もカメラをいじるたびに新しい発見があって登山とカメラの両方を楽しむことができて幸せでした。アールイーカメラさんに機材を返却しに行くと、借りた時と違う方が対応してくださったのですが、その方も登山をするということお聞きして運命的なものを感じました。単なる機材の貸し借りだけではなく、店員さんとのコミュニケーションも全て含めてとても良い刺激になりました。機材選択のアドバイスから貸出まで手厚くサポートしてくださったアールイーカメラさま本当にありがとうございました!


プロフィール
早稲田大学写真部
神村 泰輝
早稲田大学 写真部 122期 
スポーツ科学部3年生

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