【早稲田大学写真部×アールイーカメラ】Rollei Rolleiflex 2.8 GX—二眼レフって実際どうなの?? / 石川虎之介
【早稲田大学写真部×アールイーカメラ】Rollei Rolleiflex 2.8 GX—二眼レフって実際どうなの?? / 石川虎之介
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早稲田大学写真部の石川虎之介です。

アールイーカメラさんとのコラボ企画で、RolleiのRolleiflex 2.8 GXをお借りして一週間使わせていただきました。その記録です。前回makina67をお借りしたので、そちらの記事と重複する内容は省略しています。

Rolleiflex 2.8 GXについて

ローライ RolleiFlex 2.8GX

6×6判の二眼レフカメラです。

二眼の名のとおりレンズが二つあり、上のレンズがファインダー用、下のレンズが撮影用になっています。連動して動くので、上のレンズでフォーカシングすると下のレンズでもピントが合います。

倒産したRolleiの後継であるRollei Fototechnicが名機Rolleiflex 2.8Fの復刻版として出したのがこのカメラで、2.8Fから一部簡素化されたり露出計がついたりしたみたいです。

選んだ理由と第一印象

ウエストレベルファインダーや6×6判を使ってみたいと思っていました。Hasselbladも考えていましたが、適当な個体がなかったこともあり、撮影体験としてはそんなに違わないだろうとこちらを選びました。

小さく軽いです。高級感があります。レンズキャップがバヨネット式で新鮮。裏蓋をロックする機構がなんかいい。

撮影

GR IIIxを露出計として用いました。結果が想像できて楽しいの?と思う人もいるかもしれませんが、十分楽しいし良くも悪くも想定外の写りをします。

今回は北海道旅行に連れていきました。Ektachrome E100を二本使いました。

ファインダーを覗いても窓の下の壁しか見えないのでいろいろな構え方を試しましたが、最終的に勘で撮りました。悪くない。

小樽のバス停です。ウエストレベルファインダーはかなり視点が低くなりますね。

泊まった宿の窓辺です。

小樽のどこか。

フォーカスと水平をとるのに手間取りました。

やはり視点が低いです。

札幌に移動。

視差があるので手前のひまわりの入り具合は勘で撮りましたがちょうどいいバランスになりました。

特急おおぞらで釧路へ。

露出がさすがにアンダーすぎましたね。構図はいい感じ。

おおぞら車内にて。

写真部同期の沼田くんです。彼の記事も読んでね。

ただでさえフレーミングもフォーカスも難しいのに揺れていてさらに大変でした。
こういう使い方をするカメラではありませんね。

阿寒湖畔にて。無限に時間を割けばちゃんと撮れます。

一番気に入ったカットかも。ただやはり見上げる形になっています。

所感

良いカメラではありますが、自分には合わないと思いました。残念。

スクエアフォーマットの難しさや左右反転によるフレーミングの難しさもありますが、何よりウエストレベルファインダー+二眼によるアングルの低さが想定以上でした。ただ、写真部の背の高い人たちはアイレベルだと高すぎてウエストレベルがちょうどよいと言っていたので人によるようです。

ファインダーの開閉やパララックス補正のギミックは使っていて楽しかったです。

今回の企画について

店頭で軽く触れるだけではわからないことを学べました。買ってからやっぱり違った、とならなくてよかったです(すみません)。

返却時にmakina67をお借りしたときと同じ方に対応していただきましたが、また大判を勧められました。100万円くらい降ってきたらやろうと思います。

最後に

好みを定期的に自身に問い直しましょう。

自己紹介

早稲田大学写真部
石川 虎之介
Instagram: @fotora1206
主にスナップや風景を撮っています。標準レンズさえあればいい(2024年10月現在)。

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