【機材レビュー】フットワークが軽くなるミラーレスカメラ「SONY α7c」
【機材レビュー】フットワークが軽くなるミラーレスカメラ「SONY α7c」
この記事をシェア

フルサイズミラーレスカメラとしては世界最小・最軽量の部類に入る「SONY α7c(約509g)」。
α7cはユーザーが多く人気があるα7IIIをベースにコンパクトに作られたフルサイズミラーレス一眼カメラです。
小型軽量ながらもα7IIIとほぼ同等のスペックを備えていて、且つクラシックとモダンなデザインが融合したスッキリとしたデザインが特徴。

一眼レフカメラのゴツさに慣れていると、シンプルで無駄のないフラットな形がカッコいい、
それがα7cを手にした時の第一印象です。

普段持ちのバッグに収まるサイズ感がいい

パッと見たらこれがフルサイズセンサー搭載とは思えないコンパクトさ。
普段使いのバッグにすっぽり収まるので持ち運びが苦にならない。
外出時に大きなカメラバッグを持たずに気軽に持ち歩けるのは意外に大事なポイント。

いつもならレンズは付けっぱなしで1本だけ。でもこれだけ小さくて軽いなら(ボディの重さは本体のみで約424g)もう1本持っていこう、と予備のレンズをバッグに忍ばせたくなるのもミラーレス一眼カメラα7cならではです。

写真で組み合わせているレンズはFE 24mm F1.4 GM(約445g)。ボディと合わせても1kgありません。
例えばフルサイズの一眼レフカメラと比較すると、Nikon d850は約915g(ボディのみ)、Canon EOS 5D Mark IVは約800g(ボディのみ)と考えたら、α7cがどれだけ軽いのか想像できるでしょう。

フルサイズ一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラでは分類が異なるので本来比較にはなりませんが、
比較的重いレンズG Masterを組み合わせてもこの軽さは嬉しい。

オールドレンズが似合うボディ

ミラーレスカメラを使う楽しみの一つに「オールドレンズ」との組み合わせがあります。
昔の古いレンズは一眼レフカメラで使うのは難しかったけれど、ミラーレスカメラなら可能。
SONYのEマウントレンズはラインナップが豊富なので選ぶ楽しみがありますが、時々趣向を変えてオールドレンズと組み合わせてみるのも面白い。
どのレンズにしよう…とワクワク想像させられるのもα7cの魅力の一つ。Super-Takumarと組み合わせてもこの通り、違和感がありません。

α7cで「その場の雰囲気」を切り取る

SONY EマウントレンズとSuper Takumarで何枚か撮影をしてみました。では早速作例を見ていきましょう。

(FE 24mm F1.4 GMで撮影)

スイーツを被写体に撮った一枚。α7cとEマウントレンズならではのやわらかなボケが表現できています。

(Super Takumar f1.8/55で撮影)

雨の日に撮影した窓辺の写真。オールドレンズの特徴的なボケが雨の動きをやわらかに表現しています。

(FE 24mm F1.4 GMで撮影)

曇りの日に撮影した一枚。手前のスモークツリーにピントを合わせてシャッターを切りました。
α7cはAF(オートフォーカス)が優れているので曇りの日でも素早くキャッチして撮影できます。
続いてレトロなカフェで何枚か撮影。α7cはコンパクトで軽いので、旅行や街歩きなどスナップ撮影にも最適です。

(Super Takumar f1.8/55で撮影)

(FE 24mm F1.4 GMで撮影)

(Super Takumar f1.8/55で撮影)

(FE 24mm F1.4 GMで撮影)

実際に撮り比べてみると、オールドレンズの表現にも劣らない雰囲気を醸し出すSONYのEマウントレンズ。
SONYのG Masterレンズだけある…というのはありますが、やわらかなボケ感と解像度を実現できるのはボディα7cがあってこそ。
α7cには、カメラまかせで被写体を自動で追い続ける「リアルタイムトラッキング」が搭載されているので、静止画撮影だけでなく動画撮影にも最適です。

最後に

ふだんはNikonのミラーレス一眼カメラを愛用していますが、出歩くのによりコンパクトさを求めて選んだのがSONY α7c。
SONYには最高品質のG MasterやZeissとレンズが豊富に揃っているので、シチュエーションに合わせてレンズを増やしていくのも楽しみの一つではないでしょうか。コンパクトで身軽に持ち出せるα7cは、日常のあらゆるシーンで活躍してくれるカメラです。

この記事をシェア

Topicsトッピックス タグ一覧