【早稲田大学写真部×アールイーカメラ】makina67と瀬戸内海 / 堀池あおば
【早稲田大学写真部×アールイーカメラ】makina67と瀬戸内海 / 堀池あおば
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○ 企画を受けての所感

今回コラボを機に、これまでは全く縁のないカメラに触れることができました。
実際に撮ってみると、想像していたよりも何倍も楽しかったです。
次にカメラを買う際には、色々なカメラをレンタルして使ってみてから購入したいと思います。

○ 機材貸出までの流れ

広大な瀬戸内海の風景を1枚の写真に収めるような写真が撮りたいこと、中判カメラを使ってみたいことを伝えた結果、スタッフの方のアドバイスでPLAUBEL makina67をお借りすることになりました。

カメラについて教えてくださる際、そのカメラを使用している著名な写真家の作品も見せてくださり、自分がレンタルしたいカメラの特性が明確になり、また期待感が高まりました。
その後、ピントの合わせ方を分かるまでとても詳しく教えてくださいました。

○ 撮影のテーマを決めて・テーマについて

以下に瀬戸内海を写した写真を載せました。
写真は全てピント無限遠、F値とシャッタースピードは露出計に合わせて撮りました。

愛媛県松山市、いよてつ髙島屋9階の「大観覧車くるりん」からの一枚です。
観覧車内からガラス越しでの撮影で、フィルムを無駄にしてしまうかもしれないですし撮影するかどうか迷いました。中判6×7なので1ロール10枚しか撮れないからなのですが、スマートフォンでは捉えられないこの空の大きさを捉えたくてシャッターを切りました。
ガラス越しであることと観覧車の揺れが気にはなりますが、捉えてくれた空の広さは期待どおりでした。

JR四国、予讃線の下灘駅で停車したの電車の中からの一枚です。
かつては「日本で一番海に近い駅」と言われ、とても有名な観光名所です。
現像された写真を見ると、奥の方に微かに見えた島の影まで肉眼と同じように写っていて感動しました。
深い青の色が綺麗に表されていますね。

広島県呉市、瀬戸内海の大崎下島で、小長港と大長港の間を歩いている道中で撮った写真です。makina67は緑と青の中間に無限に存在する色の微妙な差異を表現するのがとても得意なように思えます。
中央左に写っている船がかっこいいのでもう少し近づいてくるまで待って撮ることができればよかったかなとも思います。
一つ前の写真でも感じたのですが、広角レンズと言うほどではないものの、肉眼で見るよりも少し被写体を遠くに感じる仕上がりになると思います。

広島県呉市、映画『海猿』のロケ地の一つとも言われる「両城の200階段」を登りきって、少し歩いたところからの一枚です。露出計に合わせただけで撮ってしまったので、空の部分を見るとちょっと明るくしすぎたかなという気もしますが、他のカメラで撮った写真と比べると呉港の雄大さがとてもよく表されていて気に入っています。

左の写真は愛媛県の松山市街を散策しているときに撮った写真です。
右手のビルに反射している空の模様が綺麗で、空いっぱいに広がっている写真を撮ろうとシャッターを切ったのですが、F値とシャッタースピードの設定を失敗してしまいました。
右の写真は愛媛県大洲の神社からの一枚です。
こちらもシャッタースピードをそこまで遅くしたつもりはなかったのですが、ぶれてしまっている写真が他にもいくつかありました。

○ まとめ

中判カメラは重くて大きくて持ち歩きづらいイメージでしたが、makina67は蛇腹が折り畳め思いのほかコンパクトです。重さもあまり気にせずに持ち歩くことができました。実際に1日に10キロ、着替えなどを持ったまま歩くような旅でも持ち歩くことができました。また、カメラケースがとてもおしゃれです。
私のようなカメラ初心者でも、持ち歩いているとカメラ上級者のような気分が味わえて楽しかったですし、「テンションがアガる」カメラだと思いました。
今回の企画を通して、カメラを選ぶ際には、実際に手に取るだけでなく使ってみることの大切さと魅力を学びました。その点、アールイーカメラさんはカメラ機材を通してのお話しや接客がとても良く、カメラの購入に最適な環境であり、ぜひまたご相談させていただきたいと思いました。


○ 著者プロフィール:
早稲田大学写真部
堀池あおば
S N S:Instagram
https://www.instagram.com/aobahoriike/profilecard/?igsh=ejBrY28xZG44cm5v
プロフィール:早稲田大学写真部の1年生です。
東京都出身でふだんは自然や家族の写真を撮っています。
モノクロ写真がうまく撮れるようになりたくて練習中です。

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