風景を中心に撮影をしています。フィルムでの撮影が多いですが、最近はデジタルの撮影もします。
akira tomiguchiの使用カメラ
akira tomiguchiの使用レンズ
今回ご紹介するのは、風景写真を中心に活動するフォトグラファー、akira tomiguchiさん。
フィルムカメラをメインに撮影を続けながら、最近ではデジタルカメラの撮影も行っているようです。
カメラとの出会いは、平成の終わり頃。ふとした思いつきから、インスタントカメラを手にしたことがきっかけでした。
「思い出を残したいなと思って買ったんです。インスタントカメラ自体は小学生の頃に遠足で使ったくらいで、それ以来フィルムもデジタルも触れていませんでした。正直、あまり期待はしていなかったんですが、現像してみたら想像以上に綺麗に写っていて。感動したんですよね。それで一眼のフィルムカメラを買って、撮るのが楽しくなりました」
あくまで“気まぐれ”から始まったカメラライフは、気づけば日常に溶け込む趣味となっていたようです。
被写体は、自身が暮らす土地や、旅先で出会った風景。
「自分が“綺麗だな”“いい景色だな”と思ったら撮る、そんな感じです。
だからあまり特別な理由はなくて、自分の感動した風景や、お気に入りの土地を写真に残しています」
撮る理由に理屈はいらない。ただ、心が動いた瞬間をそのまま写真に閉じ込める。
それがtomiguchiさんのスタイルです。
現在、愛用している機材はフィルム・デジタル両方。
「フィルムだとNikon NewFM2が一番使いやすいですね。自由度が高くて、自分が思い描いた通りに写ってくれるのでとても気に入ってます」
一方で、デジタルカメラとして使用しているのはSIGMA fp。
「何よりデザインが好きなんです。それにフルサイズセンサー搭載なのに本体が軽くてコンパクト。持ち運びもラクで、出かける時にも気軽に持ち出せるところが魅力です」
機能性だけでなく“好き”という感覚を大切に機材を選ぶ姿が、tomiguchiさんらしさを物語っています。
撮影エピソードとして印象に残っているのは、茨城で猫を撮っていたときのこと。
「フィルムが切れてしまって、交換してから巻き上げるために空シャッターを何回か切るんですが、そのとき“あえて感光させてみたら面白いかも”と思いついたんです。
で、そのままシャッターを切ってみたら、感光具合と猫の位置が絶妙にマッチした写真が撮れて。それがすごく気に入ってます」
偶然と遊び心から生まれた1枚。その写真は、偶発的な美しさを教えてくれる特別な作品になったそうです。
撮影スポットとしておすすめなのは、東京都内とのこと。
「かなりざっくりなんですが、東京って撮るものには困らないと思います。
ビルが立ち並ぶ東京駅周辺は圧巻だし、新宿御苑みたいに静かな雰囲気の中で自然を撮ることもできる。立派な建造物も自然公園も揃っていて、どこを切り取っても絵になるんですよね」
ただし、都内の撮影スポットにはルールがある場合も。訪れる際には、事前の確認を忘れずに。
インスタントカメラとの再会から始まったtomiguchiさんの写真生活。
感動をきっかけに、自然とレンズを向ける風景は、どこかやさしく、日常の一コマをそっと切り取ってくれます。フィルムの魅力と偶然の美しさ、そして“気持ち”を大切にする撮影スタイル。
これからもakira tomiguchiさんのレンズが捉える、素直な風景の記録に注目です。
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風景を中心に撮影をしています。フィルムでの撮影が多いですが、最近はデジタルの撮影もします。
akira tomiguchiの使用カメラ
akira tomiguchiの使用レンズ