撮影を主目的として出かけることはないけれど良い風景がありそうだったら寄り道はする、くらいの温度感で取り組んでいます。かさばるカメラを毎日携帯するのは大変なので、最近は単焦点コンデジを主に使っています。
とらの使用カメラ
とらの使用レンズ
アールイーカメラ様と早稲田大学写真部とのコラボ企画でお借りしたカメラのレビュー記事です。手の届きにくい製品を一週間も試すことができる貴重な機会なので、昨年に引き続き参加させていただきました。
普段は小さなカメラばかり使っているので、大きなカメラならではの描写と撮影体験を得ようと思い選びました。合わせて約2.5kgと、愛機GR IIIxの10倍近くになります。
メーカーが「世界最高」を謳っていたレンズです。1,010gあり、シネレンズほどではないものの標準画角の単焦点MFレンズとしてはかなりの重さでした。EFマウント用は電磁絞りなので、開放でフォーカシングできます。
キヤノンの一眼レフ最後のフラッグシップ機になるのでしょうか。1,440gで縦位置グリップ一体型なので、かえってレンズの大きさ重さがあまり気になりませんでした。EOS R1にも引き継がれたGDローパスフィルターが採用されていて、レンズの解像力を活かしながらモアレ・偽色が抑えられているのが非常に魅力的です。
普段と同じようなスナップに使いました。せっかくの良いレンズなので現像での補正は切っています。
御徒町で借りたその足で上野まで歩きながら、とりあえず開放でパシャパシャやってました。よくボケるのはやはり楽しいです。メカシャッターで1/8000sまで切れるボディが開放で何も考えずに使うことを許してくれていたのだなと、写真を見返していて思いました。
よく言われていそうなことですが、画角が変わると視線が向かうものも変わる感覚がありました。狭い画角のレンズを持っていると、空間よりも一つのもの、あるいは近くよりも遠くにより目がとまります。
一つのものの例。このくらいの存在がちょうど良い大きさで写ってくれます。
この画角のパース感、この絞り度合いでシンプルな撮り方をすると、良くも悪くもスナップらしさがあまり出ない気がします。
道路の質感が伝わってきます。
家の中でもいろいろと撮っていました。携帯する必要がないので、カメラの大きさに煩わされにくいです。
返却する直前、お店のすぐ近くでの写真です。グラフィック的な構図ですが、レンズの描写が豊かさを乗せてくれているような。
今回のカメラとレンズはどちらも以前から気になっていたものだったので、この機会に一度にまとめて使えたことで実績を解除したような満足感です。店頭で触ったりするだけではわからないような、そのカメラのある生活を体験させていただきました。日常使いはさすがに難しかったですが、この組み合わせで撮れば「最高」が確約されているという安心を提供してくれる存在でした。
撮影を主目的として出かけることはないけれど良い風景がありそうだったら寄り道はする、くらいの温度感で取り組んでいます。かさばるカメラを毎日携帯するのは大変なので、最近は単焦点コンデジを主に使っています。
とらの使用カメラ
とらの使用レンズ