α7 Vとはどんなモデルか
ソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7 V」は、2025年12月19日に発売される「Redefine basic(ベーシックを再定義する)」をコンセプトとしたモデルです。2021年発売の「α7 IV」の後継機として、約4年ぶりに登場しました。このモデルは、フラッグシップ機である「α1 II」や「α9 III」、「α7R V」などで培われた技術を結集し、静止画・動画ともに大幅な進化を遂げています。特に「AI×SPEED」を核とし、新開発のイメージセンサーと画像処理エンジンによって、AF性能、連写速度、画質、動画機能、操作性、放熱性能など、多岐にわたる性能が向上しました。
新登場!SONY α7 Vの注目ポイント
ソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7 V」が2025年12月19日に発売されます。「基本を再定義する」というコンセプトを掲げ、前モデルの「α7 IV」から約4年ぶりの後継機として登場。このモデルは高性能をより幅広いユーザーに提供し、多くの機能が進化しました。
主なスペックと特徴
- センサー&プロセッサー: 部分積層型33MPセンサー「Exmor RS」と新画像処理エンジン「BIONZ XR2」で高速性と精度を実現。
- 連写・AF性能: 約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写とAI被写体認識で、動きの速い被写体も捉えます。
- 動画性能: 4K60pのフルフレーム記録やSuper35での4K120p撮影に対応。手ブレ補正も最大7.5段に強化されました。
- 操作性の改良: 4軸マルチアングル液晶モニターの採用やデュアルUSB-C端子の追加で利便性が向上。
- 革新的AI技術: 人物、動物、鳥など多様な被写体認識が可能で、動画撮影時の熱停止対策も進化。
競合モデルとの比較
「α7 V」はミドルレンジでありながら、一部フラッグシップモデルの技術を採用。
特にAI機能によるAF性能強化やコストパフォーマンスの高さが目立ちます。
動画分野では競合に譲る部分もありますが、総合的な使いやすさが魅力です。
α7 IVとの違い・進化
α7 Vは、α7 IVの弱点であったローリングシャッター歪みや連写速度、動画撮影時のクロップ問題を克服し、AI技術を統合することでAF性能を飛躍的に向上させています。
まさに「α7 IVの正統進化」というより、「α1 IIの普及版」と呼べるほどの進化を遂げています。
α1 II・α9 III・Z6III、競合モデルとの比較
α7 Vは、ハイエンド機α1 IIやα9 IIIの技術を多く取り入れつつ、ミドルレンジモデルとしてのバランスを追求しています。
- α1 IIとの比較: α1 IIが50.1MPの積層型センサー、8K動画、より高度なAF認識「リアルタイム認識AF+」を搭載するのに対し、α7 Vは33MPの部分積層型センサーで4K動画に特化。
プロフェッショナルな最高性能を求めるならα1 IIですが、α7 Vも「AI×SPEED」を核とした優れたパフォーマンスを提供します。 - α9 IIIとの比較: α9 IIIはグローバルシャッターを搭載し、メカシャッターレスの完全電子シャッター機として、歪みのない超高速連写を実現します。
α7 Vは部分積層センサーによるローリングシャッター軽減に留まるものの、コストと性能のバランスに優れています。 - Nikon Z6 III、Canon EOS R6 Mark IIIなどの競合モデルとの比較: Nikon Z6 IIIはα7 Vと同じく部分積層センサーを搭載し、6K内部RAW動画記録に対応。
Canon EOS R6 Mark IIIは7Kオーバーサンプリング4K60p、4K120pノンクロップ、40コマ/秒連写が魅力です。
α7 Vは、AIプロセッシングユニットによる高度なAF性能と、4軸マルチアングル液晶モニターによる使い勝手の良さで差別化を図ります。
動画機能では競合に一歩譲る点もありますが、総合的なバランスとAI技術による撮影体験の向上は大きな強みです。
注意点
- 動画での6Kや7K記録、内部RAW動画記録には非対応。
- 高性能を活かすCFexpress Type Aカードの導入にはコストがかかります。
総評
「α7 V」はプロフェッショナルの技術をより身近にするカメラ。特に写真・動画の両方に取り組むクリエイターや、動体撮影を楽しむユーザーにおすすめ。価格は約42万円からで、12月9日より予約開始。初回購入者にはキャッシュバックキャンペーンも用意されています。
進化した「α7 V」で、次世代の撮影体験を楽しんでみてください。


